食の安全を考える 3
AMS問題については、第一次提案では日本は反対の立場であったのですが、中間レビューで採択されたため、日本としてもやむをえずこれに従わざるをえないのですが・・・
各種の要件を付することによって実害を最小限にとどめる作戦に転じたとみていいでしょう。
・・・以上が日本案の概要ですが、これは明らかにアメリカ案の対極に立つものです。
これに対してアメリカは「日本提案は輸入アクセスの改善がみられないうえ、ガット第11条を弱体化させるものである」として強い不満を表明したと伝えられています。
それに、比較的日本に近いと思われるECもガット第11条およびAMSに関する考え方については日本に同調しつつも、「食料安全保障に関する日本の提案は新たなルールを作ろうとするもので、同調できない」として反対に回ったといわれる。
具体的な制度・規律問題にふみ込むことによって、各国間の対立は抜きさしならぬ段階に入ったといっていいですが、これについては後にさらに検討することにしましょう。
その他の諸案アメリカの完全自由化案、ECの「支持の総体」削減案、日本の食料の安全保障という三つの案を座標軸とし、それとの距離を測ることによってそれ以外の諸国の提案の位置を見定めることができます。
それぞれの細かな内部に立ち入ることは省略し、以下ではごく大まかにその他の諸案の性格をみておくことにします。
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